強くなりたい怠け者の自転車日記

主に自転車を通じて自分を見つめ直したりする場にしています。

秩父宮杯

サトウさんに誘われて初めてのロードレースな秩父宮杯に出場

 

まず、直前の木曜日にマツモトさんと試走。全力に近いペースで3周。2つの登りがキツイ。特に1つ目は自分が苦手なタイプの少し斜度がキツイ坂。「ここが勝負どころだ」と意見が一致。

 

この試走のダメージを引きずったままその日の夜に夜尾根幹練。これも結構アゲアゲで回復走にはならなかった。

 

金曜日は津久井のゼブへ。これもまたなかなかのペースだったので疲労を上塗り。

 

土曜日は丸一日ゴロゴロして回復を促す。気づいたら昼寝を5時間以上してしまった、、、

 

カーボローディングと称して昼に食パン二枚(昼前に起きた)、夜はオリジナルでオクラ納豆キムチぶっかけうどんうどんを2玉食べた。最近ネバネバな食べ物にはまってて特にオクラはお気に入り。オクラのトゲトゲの取り方がわからなくてばあちゃんに電話したけどね📞

 

倉敷の実家ではじいちゃんとばあちゃんが畑やってるおかげで東京に出てくるまでは毎日その日とれた野菜をこれでもかと食ってた。今考えるとすっごい贅沢な生活だったなあ。全部無農薬で超うまい!

 

それから自転車の調整や諸々準備してダラダラしてたら結局寝るのが2時くらいになってしまって、夜の睡眠時間は2時間半、、、昼間寝ててよかった。

 

さて、ここからは当日。4:45起床。トイレしてシャワーを浴びて着替えて空気入れて、5:20に家を出る。チームメイトのシライシさんとの待ち合わせは5:50なので10分前くらいに着いておくイメージ。

 

集合場所のコンビニで朝ごはんとドリンクを調達。赤飯おにぎり2個、梅おにぎり1個、レッドブル1本、ヴァームゼリー1本、グリーンダカラ2本、カフェラテ1杯。

 

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出走が10時なのでご飯はまだ食べないでおく。シライシさんとちゃんとお話しするのも初めてな気がするので、色んな話が出来て楽しい車内だった。前々から感じていたが、自分にかなりストイックな方で、隊長って感じ。

 

受付会場にはかなりに余裕を時間を持って到着。受付会場とスタート地点が離れているのとカテゴリーによってスタート場所が分かれているので、他のレースのような大混雑のカオスさはない。しかもそこにいるのはエリートやその他上級カテゴリーのみなので、イベント特有のワイワイした感じもなく、粛々と準備を進める雰囲気。

 

これがロードレース の雰囲気かぁと初めてのロードレース の雰囲気をかみしめつつ、だんだんと緊張感が増してくる。ゼッケンにスポンサー入ってるのもなんかかっこいい。


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緊張感と、高揚感でハイになりそうなのを抑え、冷静を保てるように努力する。(こんなこと思ってる時点で冷静ではないんだけどね)


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チームでパシャり。

台風が来るっていってたのに蓋を開けてみればピーカン。暑い。レース中はボトル一本なので出来るだけ出走前に水分補給をしておく。加えて出走30分前にマグオン1本とDNS1本、受付でもらったOS-1ゼリーを摂取。パレードスタート直前に追加でマグオン1本。摂取しすぎな気がするが、レースだしまぁいいかと。

 

エリート、高校生上級、一般上級の順にパレードスタート。ゆっくりと進みながらなるべく右側をキープするように心がけるも、気づけばいつのまにか集団の真ん中や左側へ追いやられている。この辺りの動きがオダギさんやダイスケさん、サトさんは上手だった。

 

パレードが終わり、アクチュアルスタート地点に着いた時の位置は自分以外は集団最前列と二、三列目の右端に分かれていて、自分は三列目の左端から2番目という微妙な位置。すでに経験不足感が滲み出ている、、、アクチュアルスタートは各カテゴリー間を1分差で行われた。これ、もっと間空けたほうがいいと思う。理由は後ほど。

 

アクチュアルスタート後、前の人がペダルのキャッチに手間取っているうちにポジションを上げ、サトさんの後ろについた。一般上級は一周10kmちょいのコースを3周半で、上りセクションを4回含んでいるので、スタート後すぐ上りが始まる。試走の時はかなりヒイヒイ言いながら登ったこのセクションも、集団効果である程度は楽に登れたが、ここで右からオダギサンが一気に前に出て来てペースを上げる。ふるい落としが始まった:;(∩´﹏`∩);:

 

1本目の上りは先頭で入って真ん中より少し前で上り終えた。テクニカルな下りに入ると目の前の走者がタイヤを滑らせまくってる、、、早くも死ぬかと思ったが、なんとか耐えて復帰する前走者。勘弁してくれ、、、2本目の短い上りもそのまま流れでこなし、平坦区間へ。

 

また集団は大きいままでコーナーが連続する区間も横に広がったまま突っ込んでいく。こ、こわい、、、幸いみんなある程度技術がある人たちばかりなので平坦のコーナーは特に接触なくクリア。この周回の平坦区間でサトさんが集団前方に上がってくる。オダギさんも自分の少し前に。

 

2回目の上りセクション。ここも先頭付近で入り、ポジションを少し下げながらも真ん中より前で上りきる。そして下り。2回目の上りということもあり、集団は少しスリムになってきて、下りもほぼ一列で下っていた。下りセクションで1番危険な香りがプンプンしていたコーナーで「落車!」という声が前から聞こえ、減速。ちょうどブラインドのコーナーの先で落車発生。よく見るとコケてる3人の中にサトさんの姿が!!あと5秒早く下ってたら自分も吹っ飛んでた。立ち上がろうとしてるところまで見えたので一安心し、落車によって分断された先頭を追う。テクニカルな下りの間に追いつかないと死ぬと思ったので踏み踏み。なんとか登り返しの前にドッキング成功。

 

この周回の平坦区間、ゴール地点付近からにっしーさんと横並びに。危険な人物について情報共有し、協力。やはりレース中でも知ってる人に出会うと落ち着けるし元気が出る。

 

そのまま和銅大橋までの区間、ひょんな流れから先頭に飛び出てしまい、前を牽く羽目に。テキトーに牽いて交代するもどこから集団の中に入ればいいかわからず左側からズルズルとポジションを下げてしまう。和銅大橋入口の交差点コーナー後、後ろが少し離れた隙に集団の中に復帰し、タイミングを見計らってまた右側へ少しずつズレていく。そんな中で1分前を走る高校生上級の集団に追いつき吸収。巨大な集団が出来上がってしまいカオスな状態に。

 

そして3度目の上りセクションを迎える。左側に高校生の集団、右側に一般上級の集団なので必然的に集団の右側で上りセクションに入る。今回も作戦通り集団の先頭付近で上り始める。ここで左脚ふくらはぎからハムストリングにかけて違和感!!攣りそうだ!!!初めてレース中に攣りそうになった、、、あと一周を残してこれはまずいと思いペースダウン。下りでなんとか追いつくようにという考えだったがこれもまた甘かった。ここで踏ん張れなかったのが後々効いてきてる気がする。

 

1つ目の上りを終えると周りには出涸らしになった人しかいなく、前も結構離れてしまっていた。焦りながら下り、登り返しの前に高校生のメイン集団からこぼれてきた子達を何人かパスし、2つ目の上りをゴリゴリ登ってまた下り。前が遠い、、、

 

すでに単独では到底無理な距離が開いてしまっていて諦めかけたその時、後ろから同じカテゴリーのおじさん2人と高校生1人?がいいペースで来たので混ぜてもらい、協力して前を追う。なんとかゴール地点の先の連続カーブで減速した先頭集団に追いつき、一命をとりとめた。

 

とりあえず集団後方で休んでいると、移動審判からクラクションを鳴らされ「高校生と走らないで!」とお叱り。いや、集団がドッキングしてるんだからそんなの不可能だろ、、、仕方がないので二股に分かれる上りのところで右車線から一気に先頭に出て、タイミングを見ながら元の集団に潜り込む。今思えばこれも無駄な脚を使った感があるなぁ。

 

最後の上りセクションまではできるだけ後ろで脚を休める。和銅大橋入口からの直線区間でイノウエレーシングやミヴロが右から上がって来るのが見え、それに連動してオダギさんがポジションを上げていく。自分もそれに続き集団前方にポジションを上げ、ダイスケさんの真後ろで上りに入る。

 

上り始めは思ったより軽く、もしかしてからいけるんじゃね?と思ってしまうほど脚が回っていたが、最後に脚を残しておかないといけないという気持ちもあり、全開で踏まないほうがいいんじゃないかとモヤモヤ考えながら1つ目の葛折りへ。ここがかなりキツイのだが、行こうと思えばいけないこともない。

 

しかしどっちつかずな気持ちで走っていたのでポジションはどんどん下り、そうこうしているうちにかなり脚がきつくなってきた。ここで自分のレースは終了。見事に集団から千切れ去り、単独で下り、登り返し、最後の下りを走り、下りきったところで前を走る何人かをパスしてゴール前へ。ここでも出涸らし状態の何人かをヘナチョコスプリントでかわし、ゴール。

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あまりのキツさと、あまりに千切れたおかげで本当に今の周回でレースが終わったのか?と不安になりキョロキョロ。迷子状態。すると前に見知ったジャージが待っていてくれたのでレース終了を再確認。

 

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リザルトは目も当てられない、、、

完走者52人中25位

トップとは46秒差というクソっぷり。

 

チームメイト成績

オダギさん12位

ダイスケさん21位

サトさんDNF

シライシさんDNF

 

初めてのロードレースで落車なく終われたこと、それなりに動いたこと、雰囲気を知れ、チームメイトの動きをよく見ることができたという点においてかなり大きな経験だった。

 

さらに、自分に足りないスキルの再確認もでき、実り多いレースだったと言える。具体的に言えば、ポジション取りのスキル不足、レース展開を読む力の不足、長い上りでタレないフィジカルと最後の勝負所に脚を残せるペダリング技術の習得、踏ん張りどころで耐えるメンタル、、、ロードレースで勝つにはかなり多くの要素、特にフィジカルはもちろんのことそれを活かすレース運びの仕方を学ぶ必要があると強く感じるレースだった。

 

おきなわでは今回よりも長いコース、長い上りが含まれるので、上に挙げた弱点を克服しなければ何もできずに終わってしまうことは明白。チームの先輩たちからこれからも多くのことを学んで、さらにレベルアップしていきたい。

 


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いつもお世話になっているミヴロのマツモトさんは一般初級クラスで2位と好成績。さすがです。
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こちらもいつもお世話になっているユウコさんとマイコさん。3週間連続のレースをもろともせずの健闘ぶり。こちらもさすがです。

 

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腹ペコ状態でピットインしたわらじカツのお店。最高に美味かった。

 

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また思いついたことや思い出したことあれば加筆修正します。