強くなりたい怠け者の自転車日記

主に自転車を通じて自分を見つめ直したりする場にしています。

2020東京都選手権ロードレース クラスB

12/27 今年最初で最後のレース

ラーメン、コロナ、就職、ラーメンラーメンラーメン🍜🧄、、、

 

 

色々あって今年はレースに出ることもなく、それに向けて身体を作ることもなく終わると思っていた。

 

ワガママボディを極めて迎えた12月、

仲間の誘いで会社の休みの日にレースがあることを知り、勢いでエントリー。

レースまで2週間しかない中で最大限できることを探す。

9月以降インターバルは全くやってないので筋力、心肺機能ともに赤ちゃんレベル👶

 

数年前にも同じようなワガママボディでレースを走ったときにコーナーのバイクコントロールがかなり不安定だったことを思い出し、まずは体幹を最低限使えるレベルに引き上げる。

 

仕事終わりにランニング・体幹レーニング・V坂リピート、休みの日にはインターバルメインのオハサイコースやオリジナルのコースを中心に心拍数を上げ、マッスルメモリーを呼び覚ますことに専念した。

 

1年間仕上げてきたチームメイト2人に比べて自分の練習量は距離だけでも1/3ほど(内容的には1/10くらい)。普通に考えれば自分の目標は足切りに遭わずに完走することだった。

 

スプリンターのいない今回のチームの目標は全7周回中4,5周目でサトウさん、ダイキさんが仕掛けて逃げ切り、自分は集団のローテーションのペースを乱すレース運びでゴールを取ること。

 

【レース前】

5:00起床。寒いので45℃のシャワーで身体を温め、目を覚ます。

ACTIVIKEプロテインを摂取し出発。

6:00に矢野ロー集合。

車はダイキさんが借りてくれ、運転やレースサポートは終始森さんがやってくれた。チームメイトのサポートに感謝。

矢野ローで朝食とレース前の食事を買っておく。

・薄皮あんぱん5個入り

・水500mL

・バナナ1本

・ヴァームゼリー1本

レッドブルシュガーフリー1本

 

9:00駐車場開門

9:30試走開始(20分間)

なかなかタイトなスケジュールでコースの序盤1/3を確認できず試走時間終了。

クラスC、クラスAのスタートを見送り、トイレを済ませてアップ開始。

ローラー台がうまくフィットしなかったため施設内の道を使って20分間。内容は約10分間心拍80%で回した後100mほどのスプリントを4本インターバルで95%くらいまで上げて、5分ダウン。

 

11:10アップ終了

すでに整列が開始しているらしく、急いで上着を脱ぎレッドブルを掻き込みスタート位置へ。

f:id:Naoaki0778:20201230172717j:image

f:id:Naoaki0778:20201230160713j:image
f:id:Naoaki0778:20201230160704j:image
f:id:Naoaki0778:20201230160710j:image

 

前の方はARCCとMIVROが固まっていて、自分たちはほぼ最後尾でのスタート。

レースは7周回で1周目はバイクの先導によるローリング。

2周目のアクチュアルスタート直後、全体のペースアップとともにダイキさんが逃げを打つ。

シナリオにない動きだったが想定内なので自分と佐藤さんは集団内で様子見。

数名逃げに参加していたようだがARCCのチェックも速く、早々に吸収。

 

コースは角度のきつい下りコーナーを含め180度のヘアピンコーナーが複数存在するテクニカルなコースで、コーナーでの位置取りが脚の消耗に影響することが分かっていたので、出来るだけ先頭付近の外側にポジショニングした。

レース中位置取りを失敗してインターバルがかかる場面は他の選手がスペースを縮める際のドラフティングを使って脚を残す。

 

ダイキさんが逃げている間に回ってくるローテーションはペースを落とし気味にして集団のペースを抑えるように意識したが、1人ではどうにもならず交代後に他チームがペースを戻す。

 

序盤から動き続けているダイキさんを完全にARCCがマークし、さらに逃げが決まりにくい状況ができていた中、4周目から5周目に差し掛かる下りの直前に集団の中盤からダイキさんが一気に上げた。ここで釣られて自分も前に出てしまったがこれは失敗。

2人使って逃げを打っても片方が独走力のない自分ではローテーションもできず、失速して回収されるはず。その際に失う枚数は2枚で万事休すである。

f:id:Naoaki0778:20201230171455j:image

 

この時はアタックが中途半端だったのもあり、逃げになる前に捕まったので踏むのを辞めて集団に戻ることで事なきを得たが、確実に無駄脚を使ってしまった。

 

その後しばらく集団中盤で回復に努める。

コーナー進入時は先頭から10番目以内をキープ。

5周目の終盤で単騎の選手複数を含む逃げが発生。ここもARCCがチェックし、集団も容認はできないのでペースアップし回収。

逃げが決まらないまま6周目に突入し、6周目中盤の上り付近でダイキさんがまた仕掛けていく。人数が揃っているチームから完全にマークされている中でのアタックは、相手にとってはノーダメージで自分の首を絞めるのみ、、、

 

チームとしてこの時点でゴールスプリントに備えた作戦に移行しておくべきだったが正しい判断ができず混乱状態。自分もどうするべきかわからずただただ脚を残すことだけを考えた。

 

最終周回に突入し、登り返し地点で集団が一気にペースアップする。ペースアップ時に一瞬バラけた集団の中で位置を上げて一気に前から3番目に。途中で中盤まで位置を下げてしまったが、最後のヘアピンの後はMIVROの背中を使って位置を上げ、前から7番目くらいの位置に。先頭付近にはARCCが1人、自分の二つ前くらいに佐藤さんとダイキさんがいて並びとしてはいい位置を取れていた。

 

残り500m付近でARCCが5人ほどの列を作って後ろから集団の右側を上がってきた。まずい。

まずいが、どう伝えてどう回避すればいいのか思い浮かばず、2人にピンチを伝えられないままゴール前スプリント開始。ARCCはリードアウトのアシストが左側に避けていき他チームのスプリントに蓋をする形を取っているのがはっきりと見えた。

 

今日のゴールを取るのは自分の役割ではないと思っていたので直前まで何もするつもりはなかったのだが、自分はARCCの後ろから位置を上げていたし、チームメイトの前に蓋をされているのが見えたので、先頭がバラける中でARCCトレインとは逆の左側にスペースを見つけてスプリント。

 

チームのための仕事をこなせないままスプリントしていることにモヤモヤしながらだったので100%踏み切ることができなかったが、フォームは良い感覚だった。結果は5位。おそらくスプリントの伸びで言えば入賞メンバーの中でも良い方だったように思う。ただし位置取り、タイミング、気持ちは全て負け。

f:id:Naoaki0778:20201230172623j:image

 

ゴール後はチームのための仕事ができなかったことに落ち込みもしたが、今年の練習量や仕上がり具合からすれば上出来なので気持ちを切り替える。順位を知らなかったのでみんなで反省会をしていたらアナウンスで表彰の名前を呼ばれ急いで表彰式へ。

f:id:Naoaki0778:20201230171422j:image

 

表彰式に遅刻しさらにヘルメットとサングラスを取らないまま表彰を受けるという無作法ぶり。チームとして勝てなかったものの、個人の表彰を受けるのは自身初のことだったので素直に嬉しいものだった。

f:id:Naoaki0778:20201230172647j:image

 

悔しい気持ちはもちろんあるが、負けは負け。自脚で勝り勝てたはずのレースで勝てない原因は確実に自分たちの中にあるわけで、「たられば」をぐちぐち言っても成長には繋がらないので、しっかり反省して次に活かしていきたい。今回のそれは経験不足、戦術理解度、状況判断の正確性、想像力の欠如だったはず。

 

今回は終始サポートに徹して下さった森さんにとても助けられました。「チームのために」を代表自ら率先して取り組む姿勢に刺激を受けました。これからは走りでチームに貢献できるように、しっかり練習に取り組みたいと思います。

 

f:id:Naoaki0778:20201230175125p:image