強くなりたい怠け者の自転車日記

主に自転車を通じて自分を見つめ直したりする場にしています。

東京ヒルクライム HINOHARAステージ

実は自転車を始めた大学一年の時に初めて登った1000m級の山が都民の森・風張峠だった。あの時は大学のサイクリング部の先輩たちに連れて行ってもらった。タイムなんか知らない!とにかく登り切ることが全てというものだったが、自転車を始めて半年のじぶんにとってはトラウマになる程辛いライドだった。でも、また山に登りたいと思えるようなヒルクライムの楽しさを初めて体験したライドでもあった。

 

その後、あのコースを使ったヒルクライムレースが存在することを知った。レースなんてとてもじゃないけど自分が出られる訳がないと思いながらも、あれから3年間ずっと心の片隅にそのレースに対する憧れは存在していた。

 

学生生活最後の年となる今年、ついにHINOHARAステージにエントリーし、NARIKIステージ・富士ヒル・乗鞍を経て準備してきた。1年生のときから何度も登ってきた山をレースで走れるのはそれは楽しみで、自分はクライマーではないと分かっていながらも上を目指したい気持ちがあった。

 

直前のライドから調子がいいことは分かっていた。勝てなくとも、クライマーたちにギリギリついていくことはできる状態までもってこれていて、もちろん緩斜面ではしっかり自分の走りができるようにも。

 

機材もclx40の導入や、S-WORKS 7シューズをゲットし抜かりはない。(つもりだった)←意味深

 

東工大自転車競技部の後輩アオヤマ(ツールド美ヶ原年代別優勝者)と行った試走でのタイムは都民の森までが50:55で、今年の成長が数字にも現れていた。

(彼には4,5分ほどの差をつけられたけど)

 

 

レース当日、自走でのアプローチのため早起き。のつもりが30分寝坊して家を出る予定の時間に起床。急いで支度して家を出る。早朝の武蔵小金井駅前を通り五日市街道に入る。早朝とは言っても世間では華金の延長な時間で、駅前で酔い潰れてゲロってる姉ちゃんを横目に自分はこんな時間に何してるんだろうなんて考える。

 

睦橋手前でカサケン、五日市駅前のセブンでジュンペークンと合流しスタート地点へ。スタート手前でマスクつけてアップ中のオギノさんとスライド。

 

交通規制開始と同時に場所取り。早すぎて第一ウェーブの前から2番目に位置取ることに成功するも、強豪たちを目の前にチキる。そして実はこのタイミングで、壁に立てかけていたバイクを動かす際に、落石防止網のついた壁から飛び出していたボルトに気づかず後輪をぶつけてしまい、傷をつけてしまった。クラックではなかったのだがショックと不安材料を作ってしまった点で後に響いてくる1つ目の大きな失敗となった。

 

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スタートのアナウンスとともにパレード開始。第一ウェーブの先導をしてくれているヴェントスフレッチャのオヌキくんは知り合いなのでなんだか心強い。

 

T字路を過ぎてアクチュアルスタート。ここからローテーション開始でもちろん先頭付近にいた自分たちもローテーションに加わることに。正直テンションが上がってしまってそこまで強いわけでもないのに前に出過ぎてしまった。一緒に回っていたオギノさんはこの大会に賭けていたので、自分としてはオギノさんには力を温存してもらって、代わりに自分が多めに牽くつもりで回った。が、オギノさんにうまく伝わっていなかったらしくオギノさんも前に出まくっていた。これが2つ目のミス。

 

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写真写りだけはよかった。

 

そのまましばらく先頭交代に参加し、上川乗通過。ここで先頭に出ると勢い余って後ろとの差が開いてしまった。何を思ったのかそのまま飛び出す自分。今考えると全く意味がわからない。しばらく何故か全開で踏むが当然集団に吸収され万事休す。この意味わからん行動によってこのレースは終わったも同然。

 

そのまま先頭集団の最後尾まで下がり、ギリギリちぎらずとどまる。が、アップダウンがかなり足にくる。しかも先頭と距離があるのでインターバルもきつい。途中で中切れ発生するがジャンプする足はない。第二集団後方で耐えながら料金所の近くへ。ここでドライブトレインのどこからか異音が。周期的にカチッカチッと鳴っている。心当たりは、スタート前にぶつけたホイール。終わった。ホイールが割れたか。と諦め、バイクを降りる。

 

しかしホイールをチェックしてみても異常箇所はない。と、その時第二ウェーブの先頭集団がパスしていく。先頭を牽く天照のみなヲさんが「まつおさーん大丈夫ですかー!」と叫びながら通り過ぎていく。先頭をあの速度で牽きながら話す余裕もあるのか、、、半端ねぇ。

 

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脚が終わった上にメカトラ疑惑でストップで完全にレースは終了。あとは出し切るだけ。ヘナチョコスプリントでゴール。

 

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準備からレース運びまでどれを取ってもミスだらけの散々な結果でした。